Callisia repens (Jacq.) L.
カリシア・レペンス(ツユクサ科)


中南米原産のツユクサ科カリシア属の多年生植物、葉は多肉質で地面を這うように広がる。 種小名‛repens’は「匍匐する」の意味で特徴を表している。


 1. 匍匐しマット状に広がる

 2.花茎を立ち上げる 

花序は穂状で、長い花糸の雄しべが6-0本の花を咲かせる。 花は約10日ごとにほぼ一斉に咲く。
 
3. 長い花糸の雄しべ突き出した花
 
4. 雄しべが6本、下の花は雄しべ2本


花弁は3枚あり、細くて小さく白色透明で反り返る。 雌しべの柱頭はボンボン状。 子房には上部に毛が生えている。

5. 花弁3-6mm 雄しべ約20mm

6. 雌しべ


雄しべは幅広い葯隔があり両側に黄色い球状の葯がある。 花粉は白く粒状で、長い花糸が風に揺れて花粉をまき散らす。


7. 葯 
 
 8. 花粉が出始める

9.長い花糸が揺れて花粉をまき散らす  

10. 葯の中に仕切りの膜 

花茎の下方の葉腋や、茎の葉腋には雌花が多くみられる。 花粉を下方で受け取る仕組みであろう。


11. 葉腋の雌花
 
12. 雌花・・・雄しべが退化

蒴果は2室で長さ1.5-2mm。 種子は細かく、長さ0.7-1mmほどである。


13. 蒴果
 
14. 種子


  TOP       なかなかの植物ルーム      BBS